西郷村の山荘

傾斜に合わせて二棟に分た週末住居

 林に囲まれた南斜面のきつい傾斜地450坪。当初の設計は傾斜地における一つの解決策として高基礎の上に木造二階を乗せた案を考えるが、せっかくの広い敷地に塔状に住むこともないと思い平屋建てで考え直す。敷地を造成するつもりはなく、30坪近い平屋建てとなると接する地盤が高いところと低いところで3m以上の差がでてしまう。そこで、わける-まげる-ずらす-かこう

わける

居間棟(居間・食堂・台所)と寝室棟(寝室・風呂・トイレ)のふたつに”わける”。居間棟からトイレに行くには一度外へ出なければならないが、二棟の間を行き来する度に外の自然を感じることができる。

まげる

それぞれを二間半×五間、12.5坪の同じ大きさにして傾斜の緩やかな場所を選んで角度をつけ”まげる”。二棟に角度をつけた事で出来た外デッキの裏側の小さな三角形部分は物干しや外流し・物置など裏方スペースになった。

ずらす

傾斜にあわせ二棟の高低差を1メートル”ずらす”。二棟を行き来する外デッキの部分は、跳ね出した軒が重なっているので雨の日でも濡れずにすむ。視点を変えて外の景色を見ることが出来るようになった。

かこう

二棟の間に外デッキを”かこう”。高低差のある建物に囲われた外デッキは傾斜地の中で平らな遊びの床となり、外部リビングとなった。

nishigou0.jpg

敷地面積    1487㎡ (450坪)
1階床面積    95.2㎡ (28.7坪)
延べ床面積   95.2㎡ (28.7坪)
ロフト面積   12.4㎡ (3.7坪)
薪ストーブ イントレピッド2
夫婦+子供二人
施工 鈴常工務店